「くるくる回れなくても大丈夫」とはどういうことか
今回の教則のタイトルにある
「くるくる回れなくても大丈夫」とは何を意味しているのでしょうか。
ここで言う「くるくる回る」とは、
パスされそうになった瞬間に、
足を相手の肩にかけて身体を反転させ、
逆さまになりながらガードを作り直す動きのことです。
いわゆるインバーテッド(逆さまになる)ムーブです。
この動きは、
できる人は自然にできますが、
できない人はどう頑張っても難しい動きでもあります。
そこには、いくつかの理由があります。
・技術的にまだ未熟
・体型的に向いていない(腹部がつかえるなど)
・柔軟性が足りない(無理をすると首や腰を痛める)
こうした理由で、
「インバートできない=柔術ができないのでは」と
悩む人も少なくありません。
しかし実際には、
パスされ際のエスケープ方法は、インバーテッドだけではありません。
その解法のひとつが、
今回紹介される
エルボープッシュエスケープです。
エルボープッシュエスケープとは何か
エルボープッシュエスケープは、
相手の体を肘でコントロールしながらスペースを作り、
安全にガードへ戻るための技術です。
このテクニックで有名なのが、
マルセリーニョことマルセロ・ガッシアです。
そして、そのマルセロから直接この技術を学んだのが、
嶋田さんです。
この技術が向いている人
エルボープッシュエスケープの大きな特徴は、
バタフライガードへの移行が非常にスムーズな点にあります。
そのため、
・インバーテッドは無理
・バタフライガードでスイープしたい
・無理なくガードリカバリーしたい
という人にとって、
必須とも言えるテクニックです。
使いこなすと何が変わるか
実際にこの技術を深く理解すると、
ガードリカバリーの成功率は大きく上がります。
表面的に使うだけではなく、
細かいポイントまで理解できれば、
「戻れる場面」が確実に増えます。
くるくる回れなくても、
柔らかくなくても、
体型的に不利でも、
守れる。戻れる。攻めに転じられる。
それを可能にするのが、
このエルボープッシュエスケープです。